SOLUTION 解
本日は作品プロセスにおける「解」についてお話しようと思います
それはたった一つだけ存在するのではなく、何通りもあると思っていますが
適切なものを見つけることも作曲のうち
それは作品美学に直結する
それを得ることは少なくともわたしの作品プロセスの中では
非常に重要なウェイトを占めているのです
どの時間列にどのイヴェントが起き
なぜそれはそうなっているのか
なぜそれはそのような姿をしているのか
または作品全体のアイディアそのものや
視覚と聴覚の関係性など
「解」を基本的な骨として
後から奇形化するも意思次第
直感で浮かび上がってきた一つ一つのイメージや肉となるものが
どのような繋がりを持って表象してきたのかに焦点を絞ります
数年前は筆を置き、就寝し、夢の中で実際にそれを得ることもありましたが
今では作曲技術の鍛錬とアイディアを明晰にする心身の技術のお陰で
就寝時はしっかりと脳を休めることにしています
今日は星雲のように散り散りとなっていたイメージのかけらたちに
一筋の「解」が導かれる
強烈な日だったようです
*写真は「真珠母雲(しんじゅぼぐも、Mother-of-pearl clouds)、高度20~30km付近の成層圏にできる特殊な雲」(wikipedia)
*出典
http://www.express.co.uk/news/weather/640434/Storm-Henry-rare-Nacreous-clouds
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